2005-01-01から1年間の記事一覧

じげんをていげんしじげんせむ。

次元を逓減し示現せむ。 貫次数を1に設定。貫徹端生成...射出。遅延起動。「Purge!」 「LR Purge.Success.」

End of endless cycle

[Letter of Paul to the Corinthians] 「ですから、だれも人間を誇ってはなりません。すべては、あなたがたのものです」 無言で指を紙面に這わせ、縁まで印を描いた。本が微かに衝撃にふるえた刹那、砕け散って石英の欠片を床にまき散らす。

蝶が見せる夢

それ、が久方ぶりに持った願い。

自由変換回路

仮面を脱ぎ捨てたつもりで、素顔を棄てた。

揮毫できません

「識別名?あれの?"elpa"ですよ」 「…吐息か。そのままだ」 「ええ。主系はリエパヤで造られたものなんで」

gismu-lujvo

「…ロジバンでもいいですか?」 「なんでいきなり人工言語なんですか」

猿人会衆

先生!マタベレ語で喋らないでください! あ、マラガシ語もやめてください! ていうか日本語喋れ!

Tiny loop hydroblaster

酒水《さかみ》美篶《みすず》先生が贈る驚異の幸運法! 太巻き式ダイエットに続きまたもや大反響! 会社のペットの選び方、大好評発売中!「成功する会社というのは、必ず社員に動物がいる。ペットだ。そのペット社員こそが会社の運命を決めるのだ。」(中…

今は澆季《ぎょうき》に非ず

あの人は、 どこにも行けないと言った。 どこにも行けないからここに希望があるんだよと笑った人がいた。 どこにも行けないのでここをはいずり回るのだと戯けた人もいた。あの人は、 どこに行きたかったのだろうか。

Protect yourself

二つの太陽が背後から投げかける光で、少し青みがかった白い壁にそれなりの濃さの影が二つ映るのを見つめながら、ひどく感傷的な思考がわいてくるのを自覚して嘆息する。 青みを帯びた透光性保護被覆層の下に見える、反応遮蔽のために吹き付けられた白い過還…

前方向に月歩行

脊髄自動反射で錯圏射出できたのは、左肘より先の感覚脱失とおそらくほぼ同時。 発声する前に無理矢理息を吐いて叫ぶのを防ぐ。 錯圏が式と衝突して式を打ち留めるのに何とか成功する。

うう

即興だとてにをはにすら間違いがあって恥ずかしすぎる。死にたい。いっそ生きてる。わけわからん。

Crypt Cry

えや。予約領域とされているアドレスの命令を流す。デコーダに疑似命令をはかせられる。命令デコーダの空回りを防ぐための疑似命令(Pseudo-Instruction)が本物のデコード後命令に付加され、デコーダの命令発行数が常に4に保たれ、パイプラインステージが最…

流麗海莉宗鑑

頭を抱えつつも資料をあさる。冷却関数までは決まってる。のになんでC.C.T曲線(連続冷却変態曲線)がとってないのか。変態組織もベイナイトだけなわけなかろう。なんなんだ前任者。プレプランぐらい残しておいてくれ、とぼやいてもどうにもならない。とりあ…

そうでした。

Firefoxの方はoutsider reflex(Piroさん)のXHTML ルビサポートを入れることをお勧めします。いや久々にルビ指定してみたもので。

デロ

Time to Time /Market Price Reduce「ってかアレよね。ここら辺でびしっと言っておかないと」 「あれ以上言うんですか…」 「追いつめられるときに追いつめないとダメでしょ」 「そうですか…」

将監

Stream Control Functionに、あらかじめ人格剥離させておいた限的源血詞《current-limiting hemo-rootstock eulogy》を読み込ませる。 非限的でない詞は閉式界構造をこの場に構築させる元になる。 錯界〔デマン〕の識圏円が空中に虚ろな影として出現した。

歯抜け

足をかけたら抜け落ちた。

Result:Cyclic Zenith

Recurring dream. 真夏の夜に空を見上げれば、そこにあるのは無数の夢の果てか。 夜が明け、朝が過ぎ、夕方に還ってくるのは夢の残滓? そしてまた、夢は空に墜ちて、多くが過去を喪う。 繰り返し、繰り返し、夢を見て。

Litany/renvoi >> Psittacism?

Repeat oneself. 夏の夢を空に見る。空に墜ちた昔日の夢の重なりを。 夢を見て、過去に到り、境を辷り、 そして空にまた墜ちていく。今も昔。今年も去年も一昨年もその前もまたその昔も同じ。 朧な記憶に沈む。その先の夢にすがる。墜ちたが故になくした過去…

15秒

「kiégniではなくてégniか」 「kiégniを収言にするのは桁上の出力を出すときぐらい」

1500秒

想起したイメージが視界に重なるまで強固になったのを確認して、現実にキックする。 一言。 「égni」唐突に視界が炎の赤に染まる。共起した構成は収言の通り強制的に対象を燃やす。 知覚域との接続を強化して構成にAdoptされた機能触媒の反応性を跳ね上げた…

stone stone

白い世界。ぬるい寒気をのせた風に雪が吹かれておちていく。 冬の残り、春の雪。水気の多い雪が踝あたりまで積もっていて、歩みを進めるたびに、べちゃ、べちゃ、と嫌な音を立てた。 先週の暖かさで蕾を付けた梅の木は、時々思い出したように枝を揺らして雪…

Bot from another

参照表示されていた重力マップにAttentionの文字とともに中性子星とインカレント回転のブラックホールが出現してマップが大幅に書き換えられた。探査目標の後ろにいわゆる「裸の特異点」と思われる消失点が隠されていたようだ。特殊条件下でも裸の特異点は無…

Follow me?

時間壁面の泡が緩やかに消滅して通常観測系が徐々に再開されていく。 環境表示には瞬きのない静かな宇宙空間が広がっている。 壁面自体が短モードのひも長を下回った刹那、耳朶を突き抜けて顎下に向かって刺激が走ると同時に視界に警告マークが合成されて見…

Starting for HRR

「だって私が言ってもカグ君全然いい顔しなかっただろう」 それは 「当たり前です。何度も言いますが男が廃ろうと知ったことじゃないです」 正直面倒なのだ。だれだ行きずりが後腐れ無いなどと嘘を言う奴は。投稿雑誌の読み過ぎに違いない。 「だから脳味噌…

いつのまにか

はてなダイアリー市民じゃなくなってた。わはは。