蒼い神立雲

差異の存在が齟齬を生むわけではなくとも、齟齬によって解消不可能な差異を抱え込んだ個体の慰みにはならない。もしくは慰みなど要らない。自らによって到達した状況には違いない。
軋みのない広がりと、あまりにも多くの差異すら同定されるほどに粗い最小単位。軋みのない広がりを要求する個体に、差異の集約を起こす世界、のようなもの。いつまでも示唆されるのみの状況。