T-S144

周波数レンジM11で反応。コンフォーマルアレイのAFR(Active Forming Reciver)焦点を100秒まで絞って音響解析。FFT analyzeにはチップ抽出が間に合わないのでDWTシフトコンバータを介して逆分布解析。モデル892に推進・反響音がほぼ一致。それにしても通常のパッシブでは捉えられないレベルにもかかわらず移動速度が20ktを超えているというのは異常ですらある。ノイズリダクションをシステムレベルで実装しているのか?位相反転の様な単純な方式ではないかと思われるが…
もう少し見てみるか。多点測定用のPODSを有線射出。循環流体推進で自走させながらレイヤーの上限まで上げて停止、3点アレイを使って連続受信させる。わずかに走っているレイヤー上限の反響をつかまえた。本艦と同期受信させたそのデータを元にBi-Staticモードで音像再現を行う。やはり境域海流ノイズを疑似発信することで音響解析に対するジャミングを掛けていたようだ。針路転進を行うときの艦体ノイズが発信ノイズに変調を掛けて不自然な反射音をわずかだが出している。しかしソナーシステムを自動化すると手間がかかって仕方がない。技は多彩になったがやはりソナー員に頼る方が判断が楽だ。それはともかく音響プロファイルを作成したので、PODSを切り離して無音航走で推進器を起動、わざと針路を交差させる。音像偽装を準備。電磁的層流制御によって無音状態を保ったまま一気に既存艦での最高速度を超え55ktに達する。動的反射音制御レベルを偽装レベルに落とすと同時に音像偽装をアクティブノイズリダクションで開始。針路交差まで3分になった時点でActive Pingが飛んできた。広域のあと焦点を当てて2回。しかしポーラス構造の編み込み表層が位相のそろってないPingをでたらめに反射し、Active Pingに対しても特定を難しくする。SCDD、超伝導直接推進器を起動、潜水システムとしては異常すぎる、ロシア製の短魚雷の最終加速を上回る時速90ktまでさらに加速、循環推進を偏向させて針路を相手上方100m付近に変え、交差までの時間を一気に半分に縮め、同時に切り離したPODSにGigaRateで再起動を指示し、自爆しながら広域のActive Pingを打たせる。切り離した側にもPODSの小型版となるSAIDがついていて、同時に打つことができるようになっているため、ケーブル全体から凶悪な出力のActive Pingが発生、同じレイヤー内の数十km半径にわたって完全に広域音響攪乱が発生。そのタイミングと同時にSCDD停止、反射音制御を動的・静的ともに完全無音制御に復帰、層流制御(BLC)を推進から先頭乱流制御に切り替え、Active BLCで流体抵抗が極端に減少してるために疑似滑走状態で目標艦の真上95mをすり抜けそのまま40kt程度まで落ちた速度を維持しながら離脱。すり抜け時にRPCDS(瞬間電力供給システム)からの電力で放射光を浴びせつつ短UVレーザーで短距離3D走査、合成映像をおみやげにもらった。