幕間

つまりそれは。
「相手してやれってことですか」
めんどくさいんだけどなぁ。
「もうあの増長っぷりは面白いけどさすがにまずいでしょ」
世のため人のため、ですか。
「へーい。わかりました」
「誰が相手してくれるって?」
「いや僕じゃないかな」
「じゃあ死ね」
javelinスタイルのハンマービットか。うわ派手なだけだ…
「死ぬのもいやだし弱いし良いこと無いねぇ。それはこうやるんですが」
True-javelin-hammerを150m遅延・30%で射出。派手さは大してかわらない、が。
威力は100倍以上違う。
件のバカ君は直撃を何とかかわしたようだが、その距離では、よけたとは言えない。
そのまま後ろに向かって秒速300m程度の亜音速ではじき飛ばされた。
理論障壁がつぶれてダメージを吸収したようだが、すでに意識はない。
「いくら何でも弱すぎなんですが」
「まああんなもんじゃないっすか」
「そうなんですかね」
「最近はああいうの多いみたいですよー?」
「いやだなぁ」
「だれだよこんなシードばらまいてるのまったく面倒な」